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有機合成化学で分子を自在合成
 
生理活性物質から有機機能材料まで

 反応有機化学研究室(森研究室)では,機能性材料や医薬などの有用分子の効率的合成に応用できる新規反応の開発に興味を持っています。具体的には,チオフェンやチアゾールなどのヘテロ芳香族化合物のC–Hカップリング反応を独自に開発し,電子材料として有用な共役チオフェンオリゴマーやポリマーの合成に応用しています。バイオマスから多く得られるフルフラールの活用をめざし,共役化合物の合成にも取り組んでいます。また, 不斉炭素を持たない一方で,軸不斉・らせん不斉・面性不斉をあわせもつ,二量体型ヘテロ芳香族化合物の合成に成功し,特異な構造を利用した新規分子変換を検討しています。さらに,重要でありながら,合成法が限られていた多置換ヘテロ芳香族化合物の実用的供給法の確立を目的として,ハロゲン移動反応(ハロゲンダンス)に近年取り組み,抗がん活性を有する天然物合成への展開も行っています。これらの反応において,不安定な短寿命炭素アニオン種を経るためにフラスコ中で実施不可能な変換については,0.1秒単位での反応時間の制御が可能な,マイクロフロー反応装置によるアプローチを検討するなど,最新の有機合成化学を基盤として研究を進めています。また,複雑な骨格を有する生物活性天然物への応用展開を志向し,短寿命な高活性ひずみ中間体の効率的生成反応にも取り組んでいます。詳しくは,研究概要をご覧ください。

当研究室を希望する学生の方へ

 研究室見学は随時歓迎します。事前に教員に連絡した上で日時を調整してください。研究内容や研究室の雰囲気を知るためには,直接研究室に足を運んでもらうことが最も良いと考えています。教員のみならず,研究室所属の学生からも話を聞くことを強く勧めます。

2020​年9月 バーチャルオープンキャンパス研究室紹介動画

 

 

 

連絡先

〒657-8501 兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1

神戸大学大学院工学研究科応用化学専攻​反応有機化学研究室

amori@kobe-u.ac.jp

TEL: 078-803-6181

  • ​遷移金属触媒を用いるカップリング反応

  • 共役系オリゴマー・ポリマーの合成

  • 構造上興味深い有機分子の創製

  • 短寿命反応中間体の制御と合成的応用

  • ハロゲンダンスの開発と天然物合成

  • 炭素アニオン種の精密時空間制御

新着情報
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学術論文・学会発表など更新しました(2023.9.5)

D1 井上拳悟君が 第38回有機合成化学セミナーにて優秀ポスター賞を受賞しました!おめでとう!

(2022.9.30)

D1 井上拳悟君が 日本学術振興会特別研究員DC1に採択!おめでとう!

(2022.4.1)

D1 井上拳悟君が 神戸大学工学振興会 KTC理事長賞を受賞しました!おめでとう!

(2022.3.25)

M1 丸賀君 笹川研究助成 採択!

学術論文・学会発表など更新しました(2022.3.11)

新B4(現時点B3) 7名配属されました!(2022.3.10)

M2 細川剛平君が 応用化学クラブ 修士論文優秀発表賞を受賞しました!おめでとう!(2022.2.24)

B4 田渕浩平君が 応用化学クラブ 卒業論文優秀発表賞を受賞しました!おめでとう!(2022.2.24)

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